GURI-CITY

東九陵は朝鮮の太祖李成桂の陵である健元陵をはじめとして、王と王妃17位の陵墓がある所で、「東側に九つの王陵がある」ことから名付けられた韓国最大規模の王陵群である。

約60万坪の広い敷地の上に松、クヌギなど数十種の木がうっそうとした森を成して都心の中の休養地に位置づけられており、毎年平均20万人の観光客が訪問している。

九里市が土坪地区長子湖水の水質を改善して造成した長子湖水公園。散策路が造成された河川の土手に樹木を植えるなど自然と共存する生態環境を整えた結果、

2005年2月環境部から「自然生態復元優秀事例」地域に指定された。約3万2千坪の面積に3.6kmの散策路があり、野外舞台で各種音楽会、展示会などが週末に開かれ、住民休息空間として広く活用されている。

ソウルと九里市に跨がっている峨嵯山は、海抜300メートル余りの低い山で山勢が険しくなく、九里と近隣の市民が軽い登山のために頻繁に訪れる所だ。この一帯には三国時代に造成されたとみられる堡塁が20余りあるが、発掘調査の結果、高句麗軍事遺跡としての重要性が認められ、2004年に国家指定文化財に指定された。

峨嵯山の裾野に位置する「高句麗鍛冶屋村」は、峨嵯山の堡塁で発見された簡易的な鍛冶屋を基に製作され、高句麗の鉄器文化を垣間見ることができる遺跡展示館と野外展示館で構成されている。

九里漢江市民公園に造成された花団地は、爽快な川風が録のさわやかさを添え、子供は自然の大切さを学び、大人は都心を抜け出して休息を取ることができる。

5月には菜の花が9月にはコスモスが咲き、九里市民だけでなくソウル市民も訪れて楽しむことができる首都圏の名所になっている。

九里タワーがある九里資源回収施設は、集団利己主義を克服した優秀事例として国内外に知らされ、全国自治体・関連機関および一般人など毎年8万人以上が見学している。 焼却場の煙突を利用して全国で最初に地上100メートルの高さに展望台とレストランを設置し、付属施設として室内プール、サウナ、サッカー場、フットサル(ミニサッカー)競技場などを造成して九里市民の余暇活用空間として利用している。

一年中昆虫が生息できる100坪余りのガラス温室と70坪規模の標本展示室および映像室からなる。色とりどりの木と花があり、蝶類、水生昆虫類、カブトムシをはじめとする陸上昆虫類が生息しており、水質汚染の指標となる各種淡水魚や水生植物、食虫植物などが生息している

葛梅九陵山裾道・無障害ナヌム道は、全部で1.4kmの区間で、交通弱者の休息空間として自然から与えられた恵みを誰もが利用できる空間に造られている。

バリアフリーな山歩きのために便利な木材デッキを設置、路面舗装及び整備、体験学習のための憩いの場やアメニティ施設などが満遍なく備えられている。

最高品質の安全な農水産物を購入できる九里農水産物卸売市場は、消費者に新鮮で安全な農水産物を供給し、生産者には出荷された農水産物の適正価格を維持することによって、

生産者と消費者のための流通施設として1997年に設立された。多様な食べ物を具備したワンストップショッピング体制を構築して多くの首都圏の顧客から愛されている。

九里在来市場の近隣に位置したホルモン街は、1998年から次第に造成され、今は九里のホルモンが新しい食べ物として脚光を浴びている。

安い価格と伝統的な味、現代的でくつろげる室内の雰囲気で家族単位だけでなく10代から壮年層に至るまで多くの人々に愛されている。

高句麗の国力を東アジア一帯に大きく示した広開土大王の顔を復元して造った銅像で、銅像の顔は30代の姿であり、頭には冠を被り、右手には太陽を象徴する三足烏が彫られた卵を持っている。

広開土大王碑は太王が崩御した2年後の長寿王3年9月に国内城の古都である集安に太王陵と共に建てられた記念碑で、高さ6.39m、幅1.35~2mに達する東洋最大の四面石碑である。44行1,775字の文字が陰刻されており、当代高句麗史を明らかにする最高の金石文と評価されている。